温かい天気が続いたと思ったら、
また寒波がやってきました。
冬眠からかえったハ虫類たちは、大丈夫でしょうか・・・。
先日からこの時期の最大イベント
お米の播種(はしゅ:種を植えること)が始まりました。
一年間食べていく大切なお米です。
心を込めて、作業をしていきますよ〜。
北海道はまだまだ寒いので、苗をハウスで栽培します。

この黒いポットに見える、ぽつぽつと開いた
穴1つが苗1つになります。
まずはこのポットを機械で準備。

黒ポットは工程を経て、写真奥から手前に流れてきます。

第1工程 ポットに土を入れます。

第2工程 土に種籾(たねもみ:お米の種のこと)を入れる窪みをつけます。

第3工程 種を入れたところ 1箇所に数粒入れます。

第4工程 上に土をかぶせ、余計な量を落として完成。
<機械がやってはくれますが、種、土、ポット・・・と
人のチェックは欠かせません。
それを大切にハウスへ運びます。

この運搬作業。
簡単なようで、平行を保たなければなりませんし、
左右均等にしないと滑車から落ちた!!なんてことになるので
見た目よりも神経を使う作業なのです。

ハウスで待機しているのが、並べ班
土の上には育ったポットを土から取りやすいようにするため、
「根切りネット」と呼ばれるネットを先に敷いています。

丁寧に並べて完成
もちろん、これで終わりではなく、
この後はマメな温度管理が必要になります。
苗はとてもデリケート。暑くても寒くても弱ってしまいます。

これは「シルバー」と呼ばれる保温の為のシート。
苗も人も動物も、小さなうちは愛情込めて可愛がります

ぴりかファームは田んぼの面積が広い為、
播種作業もかなりの時間がかかります。
(一枚目の写真に見える全てのポットを使用します・・・)
これから田植え、稲刈りそして収穫、
そして皆様のお口へとお届けできるのが楽しみです。
農家にとってはこれからが一番忙しい時期です。
GWも何もありませんが、全国の農家の皆様一緒にがんばりましょうね!
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