涼しい北海道はどこに行ったのか?と思うくらいの
暑さに襲われている北海道。
6月だというのに、30度を越える気温を計測し、
熱中症で倒れる方も多数。
7月の低温予想も撤回され、暑い夏になりそうです。
くれぐれも外作業はお気をつけて。
そんな暑い暑い暑い暑い6月28日に
檜山北部のブロッコリー部会で、視察研修に行って来ました。
お邪魔したのは、厚沢部町。
選果場施設と圃場を見学させていただきました。

到着後、まずは車の清掃。
病気や虫を持ち込まないために、みんなで気をつけています。

選果場はかなり広いです。

仕分け作業中。
一つ一つを人が確認していきます。
ここで病気や規格を分けていきます。
今金町でも実施しておりますが、
残渣(ざんさ:ブロッコリーの場合だといらない茎や葉など、
商品以外の部分)は出荷した生産者が持ち帰り処理する
システムを導入しています。
こうすることによって、残渣処理の経費や人手が軽減できる他、
生産者側も規格にあった形で収穫するように
より一層注意を払う利点があります。
(規格品を厳密に決める長短所は別にありますが・・・)

緑色に見えるのは、気のせいではなく鮮度を保つ
特別なライトを使っているためです。
ここは全体が4度程度の冷蔵庫です。
生鮮野菜は収穫から出荷までを短時間で行うのが基本ですが、
暑い日の場合、出荷直後から数時間経ってから、
「腐れ」が出る事があるため、
ここで数時間置いて経過を確認することもあるそうです。
野菜は本当にデリケートです。
出荷は発泡スチロールの箱に傷つかないよう並べ、
この作業場で氷を入れて梱包します。

10トンの氷を作ることができる機械。

ここも手作業で丁寧に素早く行われます。
氷を入れた、一箱は20キログラムにもなるそうです。
汗だくの作業です。
続いて圃場の見学。

この日は本当に暑い日でした。
お疲れのところ、説明ありがとうございます。

ここでもしっかり防御。

この付近は風が強く風車があります。
薬剤の散布には気を使うそうです。

備品も観察。

ブロッコリーの栽培は、何段階にも分けて
苗を植え、育成し、出荷調整を行います。
今年は寒い日が続き、霜の危険性があったので、
例年よりもスタートが遅れています。
そしてその後の急激な暑さ。
人間にも野菜にも優しくありません。
作物はあまりにも急激に大きくなると、
中心に空洞ができてしまい、商品価値が下がってしまうのです。
何年やっても、栽培は難しいです。

この後、せたな町の農業センターに戻り、栽培指導を受けました。
最後は全員で、北海道民が大好きなジンギスカンで〆です。
暑い中の炭火は、つらかった・・・美味しいけど。
ここからおまけ
厚沢部町まで行ったので、せっかくなので道中を寄り道。

江差町「開陽丸」
江戸幕府末の頃、オランダで造られたものです。
明治の初めに沈没しましたが、その後引き上げられ
今は当時の大砲などと共に展示されています。
開陽丸と私たち


せたな町大成区にある「太田神社」

日本一参拝が大変な神社として、テレビで紹介されたそうです。

階段を下から見たところ。
これだけでも大変ですが、階段は途中までしかなく、
その後は鎖とロープのみの崖を登って行くそうです。

途中の階段まで制覇。

階段は下りるほうが大変としみじみ実感。
詳しくはせたな町公式サイトで→こちら
視察研修ではありましたが、スタッフ全員楽しくリフレッシュできました。

最後に5つ葉のクローバーを発見。
今年は豊作になりますように

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